昭和30年頃から耐火被覆材として広く使用されてきたアスベスト(石綿)の繊維は肺線維症、悪性中皮腫、肺がんをおこす可能性があることが証明され、社会問題となっています。平成18年から使用することは禁止されましたが、建築物などに残されたアスベストは劣化し更なる被害が懸念されています。アスベストを使用した建物の解体工事や、改修工事に伴うアスベストの除去には、アスベストの飛散防止を目的として、「特定粉じん排出等作業実施届出書」を各市町村の環境課に、作業員の安全を確保するために、「工事計画書(吹付け石綿等の除去作業)」を労働基準監督署に届け出する義務があります。当社は豊富な知識と経験、最新の専門の機械設備を擁して周辺環境に配慮した万全の施工をしています。
アスベスト処理工事工程
口径が小さく、作業員が中に入って作業することができない場合に、煙突内部のアスベスト断熱材(カポスタック)を除去するために用いる工法です。煙突の上部にウインチを設置し、煙突内部へ回転式ジェットノズルを挿入できるように準備します。専用の高圧ポンプ車からホースを接続して、ジェットノズルを回転させながら高圧の水を使い上から下へ、確実に断熱材を剥離します。水を使用することで飛散を抑えながら煙突の下部に、除去した断熱材を集めることができます。その後、断熱材を凝集剤でゼリー状に固め、専用の袋に二重梱包し、すばやく、確実に回収します。
アスベスト含有塗材撤去工事
かつて、安価で使いやすく、安全と思われていた建築・建設資材のうち、後にその危険性が判明したものが、いくつかあります。アスベストもその一つで、塗料の中に、伸びを良くし、ひびを少なくするために多用され、時を経て大きな問題となっています。
同様に鉛とPCBも、錆止めや可塑剤として塗料に使われており、船舶・橋梁など大型の金属の建造物にも多く使われました。現在、解体の際には、表面に塗られた塗材に含まれるそれらの物質をも、剥離し、適切に処理することが求められています。
手作業で、アスベスト含有塗材に剥離材を散布及び塗布し、撤去する工法です。剥離材の性能の向上により、従来に比べると、より安全・迅速に作業ができるようになりました。細かい作業が不可欠な現場に適します。
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