アスベスト含有塗材撤去工事
かつて、安価で使いやすく、安全と思われていた建築・建設資材のうち、後にその危険性が判明したものが、いくつかあります。アスベストもその一つで、塗料の中に、伸びを良くし、ひびを少なくするために多用され、時を経て大きな問題となっています。
同様に鉛とPCBも、錆止めや可塑剤として塗料に使われており、船舶・橋梁など大型の金属の建造物にも多く使われました。現在、解体の際には、表面に塗られた塗材に含まれるそれらの物質をも、剥離し、適切に処理することが求められています。
剥離材工法
手作業で、アスベスト含有塗材に剥離材を散布及び塗布し、撤去する工法です。剥離材の性能の向上により、従来に比べると、より安全・迅速に作業ができるようになりました。細かい作業が不可欠な現場に適します。
- 鉛・PCB等有害物質対策工事
- 老朽化した橋梁や、鉄骨の構造物の長寿命化対策として、多くの塗り替え工事が行われていますが、既存の塗膜中には鉛やPCB等の有害物質が含まれています。解体工事及び、塗り替え工事においては、まず労働安全衛生法等、関係法令に基づき、作業場を隔離して剥離材等で湿潤化し、集塵排気装置を設けて撤去します。
- フロン類回収
- フロンガスは冷蔵庫やエアコンに冷媒として使用されている物質で、フロン排出抑制法により回収・破壊(無害化処理)及び再生(再利用)が義務づけられています。正しくフロンガスの回収をしないと大気中にフロンガスを放出してしまい、地球を取り巻くオゾン層を破壊し地球温暖化の原因になってしまいます。また法令も厳しくなり罰金・罰則も強化されています。丸友開発では第一種フロン類充填回収業者として、解体前に事前調査をして確実にフロンガスを回収し、フロン専用のマニフェスト(管理票)を発行して適正処理します。