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解体屋さんが語る自社ビルの建て方(その1)

解体工事業者だから言える本音です
まずは、社屋の建築を考えている法人向けの内容です。前回もお話ししましたが身内にいると良い業種として医者と弁護士にプラスアルファで建築関係者を激押しすることはお話ししましたが今回もその延長線上です。ついては「社屋」は何を生むでしょうか?間違いないのは売上を生むことは無いと考えます。あるとすれば、社員の生産性が向上して結果として売上が上がるということはありますし、目指す姿でもあります。では前提条件で新社屋ではフリーアドレスを実現しましょう。理由は明確です。紙で保管するということはそれなりの数のキャビネットが必要になります。その結果として床面積が増えます。ですから、最初にする必要な床面積を決めるときにそこで働く人数が何人かが重要な要素ですが、キャビネットの数も重要な要素です。ですから最初に決める必要があるのです。では、フリーアドレスのメリットをお伝えしましょう。それが判らないと判断がつかないでしょうから重要ですよね。それでは以下に列記します。
①環境改善が自力で実現できる
これは、世の中の退職理由のトップは人間関係です。その上で学生時代は定期的にあった「席替え」が会社ではほとんどありません。これは苦手な人と近くになると逃げられないという大きなデメリットだと思います。苦手な人間(そのほとんどは上司ですが・・・)と離れた場所や視界に入らない場所で仕事ができるのはメリットです。こういう事を書くと世の中の既にフリーアドレスを実施している企業で部下を持つ上司の方々は気が付くと思いますが自身の周りに人が寄り付かない方はそういう自覚を持った方が良いと思います。
②コストダウンが実現できる
直接的なコストダウンとして印刷コストの削減があります。複合機のカウンター料金、紙代等が削減されます。次に紙のストックスペースが不要になるので事務所の賃貸面積や建設コストが削減されます。そして、間接的なコストダウンとして事務所でよく見かける光景ですが書類を探す時間が無くなり時間効率が向上します。5Sの実現が容易になります。
さて、ここまで述べると良いことずくめで皆が諸手を挙げて賛成して簡単に実現可能だと思った方は楽観的過ぎます。それほど世の中は甘くありません。人は変わるのに抵抗感満点です。変わらずに明日も今日と同じことをすることの方に幸せを感じます。その方が安心なのです。ですから、いついつからペーパーレス化ですと言われると抵抗感満点なのです。私は前職と前々職でフリーアドレスを導入してきました。いずれも共通するのは無理です出来ませんという声です。理由を聞くとこの棚の書類が無いと仕事ができませんと言います。さらにそれは法的に保管が義務付けられた書類かと問うとそうではないというのです。そういう時は強権発動しかありません。変わりたくない人の民意を聞いていると経営のスピードが上がりません。ですから、腹をくくってルビコン川を渡るしかないのです。ということで、解体屋が語る自社ビルの建て方ですがまだまだ続くのでここまでを「その1」ということで続きは次回でお願いします。
寄稿:長野 正典(弊社代表取締役 月曜日・木曜日に掲載予定)